おはようございます。 楳村 郁子(うめむら いくこ)です。
Plastic Free JulyのWeek1が終わりますが、この1週間を振り返ってみると、プラスチックを完全に避ける事は思っていたよりずっと難しかった事が分かりました。
* Takeaway Coffeeのフタを「要りません」って言うの、ついつい忘れてしまいました。
気がつけばフタをかぶせて渡され、その後で「要りません」って返すのもねぇ。
* お買い物袋。 スーパーに行く時はなるべく袋を持って行きますが、お出かけの帰りにスーパーに寄る時などは持っていない事もあり。
昨日はセールでジーンズと靴を買ったのですが、ジーンズを買った時は「袋要りません」と言って自分の鞄に直接入れたのですが、さすがに靴はかばんに入らず、プラスチックバックに入れてもらいました。
スーパーだけでなく、どんな時もエコバック必要ですね。
Week2は「毎日エコバックをかばんに入れる!」を目標にします。
さて、
今日はPlastic Free Julyに積極的に活動されているTREADING MY OWN PATHのLindsayの書いた記事を紹介します。
BPAは食品を入れるプラスチックや缶に含まれる添加物で、色んな悪い物が入ってる。
そんな話しを聞いて、理由はあんまりよく分からないけど、避けなくっちゃいけないらしいって言われますよね。
BPAがなんなのか。どうして避けなければいけないのか。そして「BPA Free」って書かれている商品でも、思ってるほどいいものじゃないって事をお話しします。
BPAって何?
BPAはbisphenol Aを短縮した言葉で、化学式では(CH3)2C(C6H4OH)2と表します。これはある種のプラスチックに含まれる化学添加物で、特にポリカーボネートとエポキシ樹脂に入っているとWikipedia,に書かれています。これは1957年から商業的に使われ始めました。
BPAはどこに入ってるの?
ポリカーボネートは多くの食品保存用コンテイナーや、お水のボトル、赤ちゃん用のカップなどにに使われている、固くって傷がつかず、透過性のあるプラスチックです。エポキシ樹脂は食品や飲料の缶の内側にコーティングされています。アメリカでは今や1億3000万もの食品や飲み物の缶が毎年製造され、その殆どにBPAが含まれたエポキシ樹脂がコーティングされています。
どうしてBPAは良くないのか?
私たちの身体のホルモンは細胞代謝を維持する役割を担っています。
このホルモンシステムは内分泌系と呼ばれています。人工的に作られたホルモンが身体に入ると、身体で自然に出てくるされるはずのホルモン生成を邪魔してしまいます。BPAは人工ホルモンである事が確認されているのです。
内分泌系を阻害する要素は、分泌や合成を妨げたり、身体のすみずみまで行き届かなかったり、結合作用を邪魔します。
また、細胞の成長や正しい反応、繁殖力などを邪魔してしまいます。
BPAは女性ホルモンであるエストロゲンに似ています。これはたくさんの副作用に繋がっていて、心臓病や、糖尿病、肝機能や脳への影響が多くなります。
また、小さな子どものホルモン生成や、乳がん、男性の性機能問題へリスクが高まります。
いくつかの国では既にBPA禁止処置を取り始めています。2011年6月EUはBPAを使用した哺乳瓶の販売を禁止。カナダは2009年には既に禁止していました。 2012年、フランスではBPAが使用された全ての食品保存容器の市場取引やプロモーションを禁ずる提案が出され、2013年1月に全ての子供向けプロダクト、2015年にはその他の全てのBPA製品が禁止されました。
その他多くの国の政府機関やアドバイザリー委員会は未だBPAを完全に禁止する為の協議が行われている最中です。協議するまでもなく、懸念事項である事は明白ですが、もし政府機関が正しく処置をとらないなら、自分たちでBPAの被害拡大を減らす行動をとらなければいけません。
どれくらいリスクがあるの?
2011年、ハーバードのパブリックヘルスで5日間缶詰のスープを食べ続けた人は、フレッシュなスープを食べた人と比べて、尿中に1000倍のBPAが含まれている事を確認しました。
このリサーチは殆どのBPA排出が食事から来ている事を意味します。私たちが食べている物です。では、どうやって食品容器から私たちの身体の中に入ってしまうのでしょうか。
*BPAは皮肉な事に、アルミにより食品が酸化しないよう、缶の内側にコーティングした、エポキシ樹脂から滲み出ています。
*BPAはプラスチック容器に入れた食品の酸や、高熱により溶け出してきます。
*ポリカーボネート容器を洗う際に硬い材質のスポンジで傷つけられる事や、高熱で溶け出してきます。 これはディッシュウォッシャーや、電子レンジの使用でも言える事です。
食事の残り物をプラスチック容器にいれたことありますよね。その食品を容器から出した後、容器に食品の色移りがありませんか? もし、食品がプラスチックにシミを作ったとしたら、プラスチックの化学成分が食品にも移っているって証拠です。
容器にBPAが含まれているかどうか、どうやって分かるの?
ポリカーボネートはよく「その他」とか「#7」、「PC」と書かれています。 「#3」と書かれた物もBPAが含まれている可能性があります。だけど、何の番号もラベルも書かれていない容器も多く、その場合、何が含まれているかわかりません。
でも、新しいプラスチック容器には「BPA Free」って書かれてるから、大丈夫でしょ。
そう思いますよね。やっぱり。 でも、企業って賢いんです。企業は消費者がBPA商品を買わない傾向にあることに気がついています。でも、自社のプラスチック商品を引き続き売って行かなければいけません。私たち消費者を安心させなければいけないのです。
でも企業はやっぱりBPAに変わる、固くって、透明で、熱に強い添加物を必要としているんです。
Hello, BPS.
BPS、bisphenol SはBPAがたたかれ始めてから、使用量が増えているプラスチックの素材です。 化学構成はBPAととっても良く似ています。そして、同じように人工エストロゲンと似た作用をもち、内分泌系を阻害します。
ほら、どれも良く似てるでしょ?この代替えケミカルを使う理由は、BPAが次々に禁止されている中、「BPA Free」ってラベルする事ができるからなんです。
企業が消費者にどんな添加物や含有物、染料、難燃剤、可塑剤、抗菌剤、香料を使っているかを表示する義務はありません。食品保存容器であれば、安全を最優先してプラスチック製品は使わないことが大切です。
他にどんな素材の容器があるの?
食品に入るBPAを避ける為のTop3
1。缶詰を購入しない。
缶詰にBPAが含まれているかどうかなんて、中を開けるまで誰にも分かりません。例え缶に「BPA Fee」って書いてあっても他の添加物が入っています。 なので、缶詰は買わない。他の物を選びましょう。
2。食品保存にプラスチック容器は使わない。
これは捨てろと言っているのではなく食品保存以外の使用をすれば良い訳です。食品にはガラスやステンレスの容器を使いましょう。
もし新しい食品保存容器を揃えるのが難しかったら、ローカルのチャリティーショップでセカンドハンドを探したり、ジャムなどが入っていたガラス瓶容器を再利用しましょう。冷凍庫でも使用出来ますよ。冷凍には向きませんが、セラミックや陶器のお皿なんかも良いですね。
3。プラスチックを電子レンジにかけないこと!
どうしても代わりが無くってプラスチックを使う場合、電子レンジにかけたり、他の方法で温めたりしないように気をつけましょう。
食器洗い機にも入れないでね。
材質を不安定にさせて食品にBPAが移りやすくなります。
もしプラスチックのお弁当箱を使うなら、セラミックやガラスの容器に中身を移し替えてから電子レンジにかけてください。ソースパンに入れて加熱する方法もありますよ。
プラスチック製品は添加物が入っている事を公表する義務が課せられていないですし、その他の添加物の健康への影響に付いてはまだテストされていません。
それまで私たちは「プラスチックは安全な素材」と思わない方がいいです。
BPAは1050年代から使用されており、その健康被害が言われだしたのはほんのココ数年の話しです。
加えて、他にとっても良い材質の容器があるって言うのに、プラスチックを使わなければいけない理由なんてありません!
以上。 適当和訳 by 楳村 郁子(うめむら いくこ)でした。
英語通のみなさん、「間違ってるよ」箇所があれば教えてください。
私自身は、電子レンジも電磁波の影響が懸念されているので、プラスチック容器ではなくても使用したくありません。
でも、まだまだ我が家のキッチンにはプラスチック容器が使用されています。
特に主人のお弁当箱! 会社で電子レンジにもかけるので、ガラス容器を持たせた事もあるのですが、「重たいし、割れるから嫌だ」と言われてプラスチックに逆戻りしています。
今は彼の為に、サーモスのステンレス保温ジャーと、曲げわっぱのお弁当箱を物色中です!
キッチン見回して、少しづつプラスチックを減らして行きたいと思っています。
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