こんにちは!
体質改善オーガニック食事療法
楳村 郁子(うめむら いくこ)です。
セヴァン鈴木の再来
たった16歳の女の子が
世界77億人に向かって
スピーチを行う。
How dare you!
強いメッセージを使ったスピーチ。
何度聞いても、
何度聞いても、
胸がいっぱいになって
泣けてくる。
去年オーストラリアで子ども達が学校を休んで、
気候変動に対して現実的な対策をとらない政府に対し、
ストライキをしているニュースを見た。
その後にグレタちゃんの国連スピーチをみた。
2018年12月
第二のセヴァン鈴木だと思った。
(セヴァン鈴木:1992年の国連で伝説のスピーチを行った。父親はデヴィッド・スズキ。著名なカナダの環境活動家。)
1年経って今回のストライキがこんなに大きく世界中、
日本も含めて大きな話題やニュースになっていることに
すごくびっくりしている。
「怒り」じゃなくって「悲しみ」。
感情的に怒っているだとか、
大統領を睨んでいるだとか、
世間は
たった16歳の女の子に
一体どんな振る舞いを期待しているのだろうか。
アスペルガーで
こだわりが強すぎるなら
親がそれを止めるべきだなんて、
それこそ
How dare you!
って言ってやりたい。
世界中の重鎮が自分の目の前に座り、
世界中のメディアが彼女にカメラを向けている。
その向こうには77億人の目がある。
たった16歳の女の子がどんな思いで
あそこに座って話しているのか。
私はスクリーン越しに
彼女の「恐怖」や「不安」が
ビンビンに感じ取れる。
How dare you!
「この言葉で本当に良かったんだろうか?
世界中の人に、どんな風に受け止められるんだろう。」
不安や緊張に押しつぶされそうになりながら、
それでも自分の使命を果たそうとしている。
どれだけの勇気が必要だったのだろう。
How dare you!
あのメッセージは「怒り」じゃなくって
「悲しみ」
彼女はただ悲しんでるだけ。
自分の無力さを痛いほど自覚している。
こんなに世界中の人の注目を
浴びるようになってなお、
温暖化を食い止めることが
できないのだから。
その無力さを知っているからこそ
彼女はただただ
自分にできることを
精一杯やってるだけ。
私たちの世代が作り上げた負の財産
先週行われた
息子の高校卒業式に
校長先生がこんなスピーチをしていた。
「これからあなたたちは卒業した後に
とてもハードな時を過ごさなくてはいけない。CO2の排出、地球温暖化による気候変動、
プラスチックを始めとした
ゴミからくる環境汚染の問題。私たちの世代が作り上げた
負の財産の問題を
あなたたちの世代が
解決しなければなりません。」
2年前の娘の卒業式のスピーチでは
卒業後の輝かしい未来に
エールを送るような
そんなスピーチしかなかった。
時代が急速に動いていることが分かる。
それだけ環境の問題は
もうゆっくりしている暇なんてない。
無力を知る
一連の報道を見聞きして
私の心の奥に湧いてきた気持ちも
最初は
「怒り」だった。
でも、どうして腹が立つんだろう?
って考えた時にわかったのは
私も途方にくれるくらい「無力」なんだと
気が付いたから。
自分が簡単に世界を変えることのできない
無力さに途方に暮れ、
そんな自分に腹が立っていた。
私の心の震えを誰かに伝えられないか。
どうやったら世界を変えることができるのか。
今できるのは、
ただただ胸の心の奥から
湧き上がってくるこの感情の塊を
文字にして書くことだけ。
どうやったら石油に頼らないで
生活していくことができるのかを
考えながら
1つ、2つ、3つと
ルーティーンに小さな変化を
行動にすることだけ。
そしてそれを文字にするだけ。
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