こんにちは。ナチュラルアレルギーケア アドバイザーの楳村 郁子(うめむら いくこ)です☺︎
今日は、肌断食についてお話しします。
2014年9月頃。
私のアトピー性皮膚炎の症状は更に悪化して、とっても人様にお見せ出来るような肌ではなくなっていました。
なので、湿気の多くて暑い日本でも、ほとんど毎日ズボンを履いて、醜い足を隠していました。
Before / Afterのお写真などをよく見ますが、いつもオドロキですよね!
差が激しいほど、効果がよくわかります。
まさか、自分がそれをやる日が来るなんて、思ってもいませんでした。
とってもとっても、恥ずかしいですが、写真を載せちゃいます。。。
Before….
2014年の9月ごろ。浸出液はあまり出てないのでましな方です。
膝の裏は、両足ともこんな状態でした。
ズボン裏地との接触で摩擦によって刺激され、かゆみがひどくなる。
ズボンの汚れが皮膚について、よけいに悪そう。
足から出る浸出液が、ズボンについて汚れそう。
なので、ネット包帯やニーハイソックスを履いてから、ズボンを履いていました。
この後もっとひどくなるのですが、載せるのは止めておきます。
After…
2015年11月23日の写真。
色素沈着はまだ残ってますが、皮膚の状態はつるつる!すべすべ!
私のアトピーは、足以外にも背中。
特に、ズボンのウエストがあたる部分がめちゃくちゃ痒かったんですね。
下着のタグや洗濯表示などが肌にあたると、そこが痒いんです。
あのタグの部分て、大抵ポリエステルなどの化学繊維ですよね。その端のエッジの部分が、ずっと絶えず小さな摩擦を起こして肌に接触しているんですね。
もはや、タグが当たっていないパジャマ状態でも、その部分が痒みを起こしていました。
他には、肩から肩甲骨にかけて
・手
・指
・腕
・頭皮
・顔
自分では あまり気づいていませんでしたが、実はけっこう顔も荒れて痛んでいたのです。
その夏に、書店で「肌断食」と言うタイトルの本を見かけて気になっていました。ベストセラーになっていましたよね。
ある時、気になってちょっとググってみたのです。
すると、たくさんの人が肌断食に挑戦して、ブログに記録を書き綴っていらっしゃいました。詳細に書かれたウェブサイトもありました。
肌断食の主旨は、こんな感じです。
「肌には皮膚常在菌がいて、皮脂バリアを作り、悪性菌の繁殖を抑制し、健康な肌作りをする機能があるけれど、現代はお化粧やクリームなどの使用と、合成界面活性剤の使用で、自然のバリア機能が正しく働かなくなってしまっている。
肌に何もつけないことで、その機能を取り戻そう!」
と言うものなんですね。
本の内容はかなり具体的で
* 基礎化粧品、シャンプーリンスを使わない
* メイクは必要なときだけ。お湯で落とせる製品を使う。
* 普段はメイクしない。日焼け止めも使わない。
* 生活に関わる あらゆる「洗剤」(合成界面活性剤)製品の見直し
などなど。
ここに書かれている事を一気に全部実践するのは、多くの方が抵抗があると思ういます。
徐々に今までの習慣を手放してゆき、肌断食が自然と定着できるようなアドバイスが、たくさん記載されていました。
私はちょうどこの時期、身体も心も調子が悪くなり、家にいる事が多かったため、自然にノーメイクの時間を増やす事ができました。
メイクをしなくなると、今までこんな荒れ放題のお肌だったんだ!と言う事が とってもよくわかるようになったんですね。
化粧水やクリームでごまかされていた肌が、正体を現し始めたんです。
ここで、私は今まで少しづつ挑戦していた
・ボディーソープ
・シャンプー
につづき、ついに、
・メイク
・クレンジング
・洗濯洗剤
・食器用洗剤
などの洗浄剤も、手放したのです。
この後、皮膚常在菌のバリア機能を取り戻すまでには相当悪戦苦闘しました。
洗濯洗剤と食器用洗剤について、少しお話ししたいと思います。
【洗濯用洗剤】
日本ではテレビコマーシャルで
「良い香り」の洗剤の宣伝がとても多いですよね。
朝の香りが夜までつづく。何日も続く!
洗濯洗剤の香りと、本物のお花の香りを、目隠しで嗅いでもらうCMなんかも見ます。
日本は香りにこだわるんだなぁって思います。
「加齢臭」なんて言う言葉も、初めて聞いた時はびっくりしましたが、どういうわけかみんな匂いに敏感で、とっても気にしているんですね!
でも、実際に使っていると毎日の香りで自分の鼻は麻痺してしまい、匂いが分からなくなってしまいます。
匂いがついていないみたいに思えて、時々違う人の香りをかいで「あっちの商品の方が香りが長持ちしていいんじゃないか」と言う気持ちになったりもするもんです。
ある時、しばらく日本に滞在していた娘がオーストラリアに戻ってきたときに、娘のあらゆる服にすてきな香りがいっぱいで、びっくりしたんですね。
彼女が歩くだけで、家中がお花の香りに包まれるのです。
そして、それは3週間以上続きました。
姪っ子が日本から遊びに来たときも同じでした。
姪っ子が歩くと、チョウチョが飛び交っていそうな香りが家中に漂うのです。
そして、何度洗っても何度洗っても、その匂いは落ちない。
これって、どうなんでしょう。
もう、良い香りや芳香剤などの入った洗剤を使わなくなった我が家では、この匂いにとっても敏感に反応しました。
鼻炎の症状がでてきて、止まらなくなってしまったのです。
繊維に絡み付いた合成界面活性剤は、洗ってもなかなか落ちずに、そしてさらに 上からまたコーティングしていきます。
それが付着した肌着や洋服を、毎日着る。
それでは、アレルギーになってもおかしくありません。
では、食器用洗剤はどうでしょうか。
我が家は、食器用洗剤がありません。
洗剤が、手荒れを起こす。
指や手のアレルギーが、いつまでも治らない。
そればかりか、合成界面活性剤が皮膚の細胞組織を緩めて、化学成分が経皮吸収 されて、血液にながれ、全身に運ばれる。
化学的に作られた異物が身体に入ってしまうんだから、やっぱり身体は異物を出そうとしますよね。
これも、アレルギーの原因のひとつになってくると思うのです。
シャンプーやリンス、お化粧品も、ぜーんぶ一緒!
そしてナイロンのスポンジや、合成洗剤を使う事で発生する水質、環境の汚染も無視出来ません。
それに気がついた我が家では、食器をキッチンタオルなど、使い古しのクロス を小さく切って、スポンジ代わりにしていました。
アクリルたわしも考えたのですが、編むのが面倒 & アクリルだって、化学的な物質やん!
プラスチックが油脂を吸着する性質を、利用しただけの物。
ってことで、却下しました。
綿のクロスなら、何度も洗濯して繰り返し使えるし、焼けば炭になる有機物。
土に帰るのも早いですよね。
今はヘチマたわしを愛用しています。
そして、お皿は洗う前にヘラでしごいて、きれいしてから
ぬるま湯で洗っています。
これだけで、どんなひどい油汚れもきゅっキュ!って音がするくらいきれいになります。
本当に、洗剤っていらないですよ!
ぜひ、少しづつ洗浄剤を手放してゆく生活に切り替えてみてくださいね。
本日のお話はいかがだったでしょうか?
詳細についてはこちらの動画をご覧になってくださいね☺︎
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